創業者による、「この道一筋、人は和なりで」という信条を胸に、
昭和10年の創業以来80年、東京の食生活を守るべく、支え続けてきた
東京荏原青果株式会社。
時代が変わっても、また非常時においても、人々の暮らしに必要不可欠な
青果物の供給を止めることなく、食生活を支え守るという社会的使命感を持ち続ける中で、
私たち青果御売業界を取り巻く環境は、今、大きな転換期を迎えています。
青果物を「動かす」ことに全力を注いだ時代から、
企画提案によって新たなニーズを「創り出す」時代へ。
青果が新鮮なままの姿で家庭へと届けられた時代から、
冷食や惣菜などのさまざまな加工を経由して食卓に届けられる時代へ。
そして、生産すれば生産しただけ安定した価格で買われた時代から、
徹底したコスト管理から生まれる価格競争の時代へ。
これらの変化に対して、私たち東京荏原青果はただ時代の流れに流されることなく、
食文化のコミュニケーターとしての立場から守るべきものは守り、進化させるものは進化させる、
という両輪の志を新たにしています。
たとえば国内の厳しい価格競争の中にあっても安易に外需だけに頼ることなく、
つねに内需も視野に日本におけるより豊かな食文化創造を目指すこと。
たとえば、価格においても品質においても消費者のニーズを知る努力と同じ情熱をもって、
生産地生産者の置かれた状況や希望に寄り添うこと。
「大地の恵みを食卓へ」の変わらぬ想いを胸に、東京荏原青果株式会社はこれからも、どこまでも
企業理念である「熱意と信頼」そして長年培ってきた「実行」の力で、
独自の道を切り拓き豊かな社会生活に貢献していきます。